かつてオランダ代表とアヤックスで大活躍したダニー・ブリントの息子であるダレイ・ブリントは、若くから大きな期待をされていたが、その期待に十分に応えられない伸び悩む時期が続いていた。
しかし、2013-2014シーズン所属するオランダのアヤックスで遂に開花し、チームの中心選手として優勝に大きく貢献する活躍を見せ、2014-2015シーズンのUEFAチャンピオンズリーグ出場権も獲得した。
自身もSBやアンカーのポジションでチームで2番目に多い29試合に出場し、オランダリーグ年間最優秀選手賞に選ばれている。
ワールドカップ2014では、ファン・ハール監督の信頼を見事に勝ち取り、初戦のスペイン戦からスタメン出場を果たすと、攻守に貢献する活躍や2アシストまでする完璧なプレーを見せた。
そこから3位決定戦のブラジル戦までボランチ、SB、CBとさまざまなポジションでチームを支える活躍をしている。
ダレイ・ブリントのプレーの特徴は、とにかく攻守のバランスが良いことだ。
今大会では主にSBを務めることが多かったが、守備時のポジショニングの良さ、対人プレーの際の粘り強さ、攻撃参加のタイミング、クロスの精度、そしてフィジカルの強さと複数のポジションを高いレベルでこなせるのも頷ける。
ワールドカップ2014を3位という成績で終えたダレイ・ブリントの元には、リバプールやドルトムントからオファーが届いていると報じられている。
現在24歳で機は熟した感があるだけに、オランダリーグ年間最優秀選手賞とワールドカップ2014第3位の勲章をぶら下げて、この夏ステップアップの移籍を果たすのではないだろうか。
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